コリには、鍼が効くの?
日常生活の中で体は、首から肩、背中、腰の筋肉は継続的に収縮を強いられています。
収縮により筋肉内の血管は細くなり、疲労物質や発痛物質を外に出すことができなくなります。
この状態を一般的にコリと言います。
そのコリを、鍼で刺激を与えることにより、締め付けられて細くなった血管を拡張し、血流の改善。
筋肉内では、溜まっていた疲労物質や発痛物質が血流により洗い流されて、コリの解消や疲労回復が促進されます。
鍼は痛くありませんか?
痛くありません。「蚊に刺された程度の痛み」です。実際に慣れてくると気持ち良さそうに眠ってしまう方もいます。
なぜ見た目ほど痛さを感じないのか?
それは鍼灸の鍼は髪の毛のように細いからです。皆様がイメージされる注射針とは太さが異なります。注射針の太さは0.65mm~1.2mm。鍼治療に使用する鍼の太さは約0.12mm~0.22mmです。また鍼はあまりにも細いため、軟らかく、しなります。そこで「鍼管」(中が空洞になっている細い管)というものを使用することで、細く軟らかい鍼がスムーズ刺すことができ、痛みを感じることなく鍼を刺すことができるのです。
鍼で感染症の心配はないですか?
感染を防ぐために、使い捨ての鍼(ディスポーザブル鍼)を使用しています。
また治療の際は鍼を扱う手指と患部も消毒しますので安心です。
鍼で痩せられるというのは本当ですか?
もちろん可能です。ただし、さまざまなダイエット法がそうであるように生活スタイル(食事、運動など)を変えていく必要はあります。
ちいさな子供が鍼治療を受けても大丈夫ですか?
乳幼児から小学生ぐらいまでは小児鍼という特殊な鍼(こすったりして皮膚を刺激します)を使います。夜泣き、夜尿症、小児ゼンソクなどさまざまな疾患に効果が期待できます。
治療に何分くらいかかりますか?
治療にかかる時間は患者さんの症状によって異なります。症状の状態によって時間をかけなければならない場合、すぐに終わらなければならない場合など さまざまです。 一度、ご相談ください。
鍼治療は、どれくらい受ければ効果がありますか?
鍼治療の効果は治療する症状の状態によって異なります。慢性的な膝の痛みや腰痛などに対しては数日から数週間程度の効果になるものもあれば、ねんざや急な発熱、疲労などの場合、1~2回の治療で症状が改善することもあります。
灸って何に効くのですか?
お灸は昔から民間療法としてもその名前をご存知、またはすでに経験のあるかたも多いと思います。お灸はもぐさに火をつけてあたためるもの、あたためることでお灸をすえた部分だけでなく全身の血行が改善します。
また、血液のなかでも免疫力(抵抗力)に関係する白血球が増加することが証明されています。体の冷えが原因で症状が出ているもの、または症状に伴う冷えを改善することに効果を発揮します。
灸って熱くないですか?
灸には、様々な方法があります。直接、灸をした場合は少し熱い場合もありますが、間接灸といって灸と皮膚の間に生姜やニンニクを挟む方法もあります。この場合は気持ちの良い温かさを感じます。
灸治療でやけどの跡がついたり、シミになったりしませんか?
やけどを作らないように灸をすることはできます。もちろんシミにもなりません。
灸の治療に何分くらいかかりますか?
灸の方法により数分から数十分までかかる場合があります。